❻11月19日は「国際男性デー」です!

知る人ぞ知る?国際男性デー イベント開催

今や自分にとって名称自体は身近になった「国際男性デー」。男性問題という言い方で話しを始めると、それこそ息苦しさを感じてしまうが、以前、ご紹介した通り、男性のロールモデル、尊重など単純に言い尽くせない論点が多数存在する。そんな記念日を前にした16日、「ばくたちはどう生きるか?」と題した特別企画イベントが開催、そのセッションを拝聴した。4セッションの主たるテーマは男性更年期障害やファッションと美容など男性特有のココロとカラダの健康課題。
トークセッションなので明るく楽しくの中での共感タイムはあっという間に過ぎた。
やはり男性中心の来場者であったが逆に女性が聞くことにその価値の広がりがあるはず。やはり、記念日、時間、テーマなど限られた枠の中での啓蒙活動には限界があるのも事実。そんなことを逆に感じてしまった日でもあった。

 「いき」の活用 実践編  その3 

「まっ、そんなこんなで、国際男性デーってぇ奴にかこつけてよ~ くたびれちまった旦那衆もせっかくのこんな日だ、ちっとばか楽しんで、時には女々しいとこも見せながら、いい加減に江戸っ子らしく言葉遊びでもやらかしてみやしょうぜ!」

江戸言葉」を知る   

ということで、ここはちょいと真面目にさらなる江戸弁の追究をしていきます。
江戸っ子の真骨頂は、実は「ごまかし」「言い訳」「なだめ」の“粋な逃げ口上”なんだとか。ケンカを正面から謝らず、ユーモアと間合いで空気をやわらげるのが江戸の「いき」。江戸弁的なごまかし・かわし・言い訳表現を紹介します。
我々おじさんたちにとっては安心マークの心の逃げ場、穏やかな日常を送るための秘訣がここにある!もちろんお互いにとって。

夫婦や恋人同士の小競り合いの場面で使える、江戸弁的なごまかし・かわし・言い訳表現をご紹介>
1. 「悪ぃ」と言わずに非を認める(“負けて勝つ”粋)

江戸言葉現代語訳・ニュアンス
「へいへい、おっしゃる通りでござんすよ」軽く受け流しつつ、“はいはい”の調子で場を収める。反省というより“降参”の粋。
「ま、カッとなったこっちが野暮でしたねぇ」自分を野暮扱いして、相手の怒りを立てない。ユーモア混じりの自己処理。
「お天道(てんと)様にゃ、見せられねぇ顔だねぇ」ちょっと情けないけど笑える反省。相手の怒りが緩む。
「口が先に出やした、悪気はねぇんで」江戸流の“素直な言い訳”。弁解ではなく“照れの表明”。

2. ごまかす(=怒りの熱を逃がす粋)

江戸言葉現代語訳・ニュアンス
「へぇ、こりゃぁ口がすべったってやつで」軽く受け流しつつ、“はいはい”の調子で場を収める。反省というより“降参”の粋。
「おいおい、そんな顔すんなよ、こっちまで寒くなっちまう」機嫌の悪さをやわらかく指摘する=“場の空気読み”。
「怒るとシワが増えるぜ?」江戸的な“軽口+気遣い”。喧嘩を笑いに転化。
「へいへい、おっかねぇお姐さんには敵いやせん」恋人・妻に言うと照れ笑いが返る。軽い敗北宣言。

逆ギレされて災難に見舞われるかはあなたの演技次第です。今日も穏やかな一日をお過ごしください!!
次号、その4「言い訳編~仲直り編」もご紹介しますので、ちょいとお待ちを!

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