❼「国際男性デー」   ∞∞

「いき」の活用 実践編  その4終章  

 男性として生きる日々に終わりはない              
      自らのアイデンティティを楽しみながら磨き続けよう! 

「腰抜け,根性なし,腑抜け,姑息,卑怯,女々しい,未練がましい,泣き言・・」男に向けた情けない言葉は尽きない。
逆にそれが男の象徴ならば、その世界にどっぷり浸かってみるのも粋じゃねーか!(言い訳いって仲直り編)

3. 「言い訳(=理屈でなく感情のほぐし)

江戸言葉現代語訳・ニュアンス
「こちとら口が不器用でしてねぇ」“言葉下手”を装って角を立てない。
「ま、ちょいとした冗談が過ぎたってぇことで」真面目な説教を笑いに戻す。
「そんなに拗ねなさんな、こっちも参ってんで」反省半分、甘え半分の江戸流口調で仲直りへを目指す。
「言葉より、こっち(態度)で見せやすよ」言い訳より行動を見せるときの“決めゼリフ”。

4. 照れ隠し(=素直に謝れない男の江戸言葉)

江戸言葉現代語訳・ニュアンス
「ま,そんな日もあるってことで水に流しておくんなせぇ」典型的な“喧嘩終息フレーズ”。丁寧だけど軽やか。
「こちとら、あんたにゃ勝てやせんよ」愛嬌と敗北宣言。笑って終われる魔法の一言。
「まいったねぇ、あんたの目ぇの前じゃ嘘もつけねぇや」甘い照れ隠し。恋人や妻に最適。
「こりゃぁ一本取られやした」相手の正論を認めて降参。悔しさも笑いに変える。

5.仲直りに持ち込む粋な締め

江戸言葉現代語訳・ニュアンス
「さぁ、機嫌直して、茶でも一服どうで?」江戸では“茶”が平和の象徴。小さな和解の合図。
「へぇ、これに懲りずにまた笑っておくんなせぇ」自虐風の謝罪。人情味のある締め。
「泣かせるつもりは毛頭ねぇんだ、ちょいと不器用なだけで」男の照れと誠実さが滲む。
「怒る顔も、まぁ、かわいいっちゃかわいいねぇ」江戸流の“愛情こめた毒舌”。ピリッと効く甘口。

今回の国際男性デーに因んで、「いき」の精神性・マイブームの江戸言葉に焦点をあて楽しんでみました。
まだまだ奥深い江戸言葉、次回をご期待ください。
ご要望があれば、打破したい窮地の状況などをお知らせいただければ江戸言葉での回避法を作出いたします。

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